2016年6月19日(日)
タイヤハウスを作成していて、実はもう1台タイヤハウスを作りたくなってきていたのですが、自宅のウッドデッキが経年劣化で腐食も著しくなり、もう待ったなしになってきていたので、今度の題材は「ウッドデッキ修繕」としました。これは少し大規模になるので、今年いっぱいかかるかも知れません。
写真は、一番腐食のひどい床板を1枚はがしてみたところです。
はがした床板に乗ったとき沈み込む原因がわかりました。縦に入っている(写真では横に伸びている。)根太は、左手に見える端根太に固定されているのですが、その固定する方法が、横から斜めに釘を打つ方法だったのです。斜めに釘を打って固定する方法は、多少強度に課題があると思われるのに、この部分に束材を入れてないのでした。よって、根太が腐食し斜めに打った釘が効かなくなり、上に乗ると根太の弾力でフワフワするのでした。
でも一番両脇の側根太はちゃんと支えてあるだろうと振り返ってみましたが、やっぱりこんな大事な支持材も端根太に斜めから釘を打って固定してあるだけで、もちろん束材も入れてありませんでした。
その端根太は、写真のとおり床束に支えられていました。右側の写真を見ると奥の方にまばらに床束が見えますが、これだけ基礎部分の支えが少ないのに、端根太には、それに固定される根太を横から釘を斜め打ちにしただけで全体を支えさせているのでした。
ウッドデッキ修繕の最初の作業は、釘が腐食して端根太との固定が緩んでしまった根太を新規購入した床束で支えてから、根太の腐食部分を取り替えることにしました。写真はホームセンターの売り場に床束が並んでいるところです。こういうものを購入して、既存の床束のように根太の下に設置すればよいのだなと、納得して帰りました。
2016年6月25日(土)
先日ホームセンターで見た床束 YS-3044BやYS-3650Bは、調べてみたらサイズが大きすぎることが分かったので、Yahoo!ショッピングで有限会社山二商会から「JOTOナイロン製床束AタイプYS-2438A」を注文していたのですが、本日届きました。写真は納品書です。
さっそく端根太に固定していた釘が腐食して効かなくなり、上に乗るとふわふわしていた根太の下に、到着したばかりの床束をはめ込んでみました。根太がしっかり支えられ、上から体重を乗せて踏み込んでもびくともしません。とりあえず一安心です。
上の写真の床束の上部にコンパネの四角い切片が載っていません。ホームセンターで見たものは、写真ではラベルばかり大きく写してあるのでよく見ないと分かりませんが、上にはコンパネが見えます。しかし、この床束は、上には黒いプラスチックが見えます。次の写真が城東テクノ株式会社さんのホームページから借りてきたものですが、上部が黒いプラスチックの枠になっているのがAタイプ、コンパネが載せてあるのがBタイプです。
次も城東テクノ株式会社さんのホームページから借りてきたものですが、購入したYS-2438Aとよく似た型のYS-2438Bの、それぞれの仕様です。床束で支えた構造材と床束をビス留めしたい場合はAタイプを、構造材を床束に載せるだけの方がよければBタイプを使用するようにタイプ分けされています。同社に尋ねるとAタイプ、Bタイプのどちらの注文が多いというわけでもなく、同じくらいの規模で販売実績があるとのことでした。
床板をはがして下地材が見えている箇所に、ホームセンターで購入してきたSPF2×4材を合わせてみました。根太の寸法がSPF2×4材と同じでしたので、根太の取り替え部分はこれをそのまま使えるのとわかりました。床板については、幅は根太同様にSPF2×4材と一致しましたが、厚みが25mmとSPF材で市販されているサイズではありませんでした。
2016年7月2日(土)
最初に、構造材自体は腐食が進んでいませんが、端根太に固定させている横から斜めに打った釘が腐っている側根太の下に床束のYS-2438Bを入れて、側根太を支えます。この側根太は写真で分かるとおり太い材料なので、釘が腐食していても人が乗ってたわむことはありませんでした。
次に、端根太に接している部分が腐食して、当然釘も腐食して落ちている根太の、腐食部分を切断します。
切断結果です。
さらに上下半分のところを横にのこぎりを入れていきます。
そして、縦にも切ってL型にしました。
ここで、購入してきたSPF2×4材を切り出します。
加工したSPF2×4材をはめ込んで、サイズの確認を行います。このはめ合わせた2つの構造材がズレないように、床束はYS-2438Aを使用してビス留めすることを考えています。
2016年7月9日(土)
いきなり四角い箱の紹介から始めますが、株式会社大里さんの ユニクロ コーススレッド 半ねじ 4.2×75 約400本入です。今回のウッドデッキ修繕作業用に購入しました。
コーススレッドが4.2mmなので、下穴開け用のドリルは4.0mmの太さのものを使用します。コーススレッドがどこまで深く到達するのか、あててみました。ちょうどよい深さだと思いました。
根太の継ぎ足し部材にコーススレッドを打ち込む際のビス穴を開けました。
2016年7月10日(日)
昨日、既存の根太をL型に切り取った部分と、根太の継ぎ足し部材に油性ペンキ...「日曜大工教室~我流か自己流か編~7」でもご紹介したアサヒペンの油性ウッドガード外部用を塗っておき、本日2回目のペンキ塗りをします。ネットで、”ビス穴を開けてから”と”2回塗り”という注意事項があったので、そのとおりやっています。
2回目塗り後、床板の寸法を再度計測し、切り出しにかかります。
夕方になりペンキがほぼ乾いたので、根太の継ぎ足し部材をビス留めしました。
2016年7月18日(祝)
本日新しいのこぎりを購入しました。レザーソー工業株式会社さんが製造元、玉鳥産業株式会社さんが販売元の「替刃式レザーソーの両刃鋸 Tシリーズ」刃長240mm 板厚0.5mm ピッチ1.7mm 品番650 青雲作ブルーハード240 です。あとで切り口などの写真も掲載しますが、びっくりするほどよく切れ「今まで私は何をしていたんだ。」と早く買い替えなかったことが悔やまれるほどの衝撃を受けました。
さっそく新しいのこぎりを使って床板に付けるへこみ部分の切り取りを始めます。まず端っこのL型に切り取る部分を、縦も横ものこぎりで切ってみました。のこぎりを横向きにして切ることはめったにないので正確性が心配でしたが、治具を作る知識もないのでフリーハンドで切りました。結果的には、まぐれの部分がほとんどだとは思いますがまあまあの出来になりました。
上記のように端っこをL型に切り取るのはのこぎりでできますが、そうでない部分は両脇をのこぎりで切込みを入れ横からノミを打ち込んでみました。幅が89mmもあるので、うまくいくかどうか自信はありませんが、ダメだったら他の方法を考えるしかありません。やってみた結果、結構真っ直ぐ割れてくれて、いい感じに掘れました。この部分は側根太をまたぐところなので、くぼみが広くなっています。
普通の根太をまたぐくぼみは幅が狭くなります。そして、掘り残した部分の厚みをノギスで計測します。2×4材は厚みが38mmあるので、根太と交差する部分のみこうやって厚みを25mmに合わせて、床板と高さを合わせます。
現地確認します。同じ根太でも端っこに載せる部分とまたいでしまう部分があります。
左の写真は根太と、右の写真は側根太との寸法が合っているかを見ています。
今回作成している3本のうち2本は、ご覧のとおりきれいにフィットさせることに成功しました。しかし、一番手前にはめる3本目は右の写真のとおり同じ形ではなく、縦に約半分が端根太に載る状態になっていて、さらなる加工が必要な状況です。
こういうときにノミ以外にも工具を投入したいと考え、トリマーを使ってみることにしました。正確に作業ができるよう簡単な治具を作成してみました。これならトリマーを一方向に押し付けて滑らせていれば、楽に早く正確に加工できます。でもトリマーが、ここで取り除きたい部分のすべてを切り取ってくれるわけではないので、やはりノミで仕上げ作業は必要になるのですが、スピードは飛躍的に速くなります。
2016年7月23日(土)
前回切り出しをした一番端根太寄りの床板が出来上がったので、3枚揃えて設置場所へ置き、サイズの最終確認をしました。ピッタシ一致したので、やれやれです。
併せて、ビス留め位置の確認もしました。土台の傷んでいる場所や継ぎ足した根太にすでに打ち込んでしまっているビスの位置を避けたかったからです。
次にこの床板にビス留めの下穴を開け、それからペンキを塗りました。そして、この床板をはめ込む場所にも、ほこりや汚れを取り~特にこれまで塗ってきたペンキが固まってこびりついているところの削り取りが大変手こずりましたが~きれいにして、それからペンキを塗りました。
さて次回は、どのような展開になっているところをご報告できるでしょうか。お楽しみに。
ここまで当ブログをご覧くださいましてありがとうございます。続きは「その2」でお楽しみください。
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