結の故郷 越前おおの冬物語 ふるさと味物語 開催!
『結の故郷(ゆいのくに) 越前おおの冬物語 2018』が開催されました。
雪見灯ろうの灯りが、七間(しちけん)通りや結(ゆい)ステーションを中心とする歴史と情緒あふれる城下町を幻想的な雰囲気に包み、越前大野城をバックに、澄み切った冬の夜空を美しく彩る冬花火が打ち上げられました。さらに、同時開催として、大野の名物を一堂に集めた「越前おおのふるさと味物語」や、おおのの冬の味覚であるでっち羊(よう)かんを集めた「でっち羊(よう)かんまつり」、日曜日には、冬期休止中の七間(しちけん)朝市が特別開催されるなど、さまざまなイベントが開催されました。
日 時 2018年2月3日(土) ~ 4日(日)
場 所 越前おおの結ステーション ほか
(福井県大野市明倫町3−37)
主 催 越前おおの冬物語実行委員会
(実行委員長 新井 俊成氏)
1 準 備
まだ午前8時ですが、雪見灯ろうの作成がピークを迎えています。結楽座前の道路には、すでにたくさんの雪見灯ろうが並んでいます。
結ステーション前交差点には、規制の告知が掲げられました。現在、15時半頃ですが、もうすぐ16時から通行止めです。道路沿いののぼり旗も設置済みです。
輝(きらり)センターのステージもスタンバってる感じです。スピーカーも据えられました。
モニタースピーカーもPAブースも準備完了のようです。
ワイヤレスマイクのほか、ステージの様子を会場全体に届けるトランペットスピーカーも設置済みでした。あとは本番を迎えるだけです。
2 お祭りの様子
会場内にまず目につくのが、コーヒーの提供を行っているテントです。東ティモールのコーヒー豆と大野の名水で淹れたおいしいコーヒーを、募金をしてくださった来場者に無料でサービスしています。東ティモールは、アジアの中で最も、清潔で安全な水の確保に苦労している国です。大野市は、日本ユニセフ協会を通じて東ティモールの水環境の改善のため支援しています。昨年、大野市民をはじめとする多くの方々の協力により、東ティモールの2つの村に給水施設が整備されました。今後は、寄付だけでなく、人の交流も行っていくとのことで、大野市と東ティモールの動きに目が離せません。
そのそばには大きな雪のかまくらが設置されています。大野建設業界が制作してくださったそうです。
その後方には、雪の巨大滑り台が造成されていました。多くのチビッ子が、ひっきりなしに滑り降りています。このあと非常に多くの子供たちでにぎわいました。
結楽座前駐車場では、市民参加の雪見灯ろうやモニュメントづくりが進められていました。
中学生がグループで参加し、先生から雪見灯ろうの作り方を教わっていました。
要領を得ると、人数とパワーで勝る中学生です。次々と雪見灯ろうを築き上げていきます。小さい灯篭と合わせたモニュメントも出来上がりました。
小さいボクも、熱心に灯ろうづくりのお手伝いをしていました。
そのすぐそばでは「冬のあったか市」が開かれていました。唐揚げや鶏汁が提供されていました。
こちらはB級グルメで有名な富士宮焼きそばとたこ焼きが販売されています。
若い人たちにはクレープの方が人気があるのでしょうか?
アメリカンロングポテトやラーメンの売り場もあり、来場者を飽きさせません。
まちなか交流センターでは、越前大野ふるさと味物語が開催されていて、会場入り口付近からお店が並んでいます。一番手前には、ゆいファーム 農家のとうふ屋さんがお店を開いていて、串あげの田楽やさといもコロッケ、ドーナツなどを販売していました。
隣のお店では大野麺類組合がそば、うどんを販売していました。かけ、きつね、天ぷらのうどん、そばのほか、天おそしそば、おろしそばもメニューに加えてあります。
その奥は、「お好み焼ひろの」のお店です。注文が入っていて、従業員のみなさんがテキパキと動いています。
左が世界醤油カツ丼機構のお店です。大野の醤油をかけたあっさりした口当たりのおいしいカツ丼を提供しています。右が大野青年会議所が開設した牛舞うどんのお店です。
さらに、歩を進めるとまちなか交流センターの建物内部に入ります。第10回越前おおの食守フェスタのエリアでは、多くの団体のコーナーが設営され、展示や体験など全コーナーを回っていたら時間が足りなくなるくらい、惹きつけられ奥の深い取り組みなどが紹介されていました。
この幅の広い展示即売コーナーは(株)平成大野屋のお店です。越前おおのの特産物を一堂に集めて即売しています。
まちなか交流センターの一番奥で催されているのが「でっち羊かんまつり」です。キャラクターのでかでっちくんが、PRに歩いています。越前おおのの特産物です。暖かいお部屋で冷たく甘いでっち羊かんを食べると心も体も癒されます。
でっち羊かんの箱売りコーナーも盛況です。山積みにしたでっち羊かんの箱が飛ぶように売れています。
ショコラdeようかん運営協議会のお店です。越前おおの魅力開発事業の一環で、農林産物を活用した商品開発に取り組む一般財団法人「越前おおの農林樂舎」と市内の菓子店5店【伊藤順和堂(元町)、お菓子のひろせ(春日)、清水風月堂(高砂町)、毎川金花堂(新庄)、松田陽明堂(陽明町)】が、大野の魅力発信や町おこしにつなげようと、大野の名水を使った伝統のでっち羊かんとチョコレートを合わせ、何度も試作を重ねて開発しました。
「六呂師 高原の時計台」のお店です。シフォンケーキ、プリン、九頭竜まいたけごはんを販売しています。どれも個性を主張しすぎない控えめなおいしさが好評を博しています。
こちらは、食料品店ハニーさんおお店ですね。栗入り丁稚ようかん、特産の上庄里芋の煮っ転がしを使ったガトーショコラ「Taro-Choco(タロチョコ)」、あべかわもち、寿司、酒かすなどを販売されています。さらに、その隣では地酒コーナーが設営されています。越前おおのの酒造会社の銘酒、一乃谷、真名鶴、源平、花垣をはじめ、自慢の地酒が販売されています。
そして、いちご大福限定販売コーナーにお客さんが殺到しています。越前おおの市内の各菓子店舗が自慢のいちご大福を陳列し、お客さんはバイキング形式でいちご大福を選び、味比べができるわけです。よさそうなお店から1個ずつ手に取りまとめて清算しています。
会場中央に設営されたフードコートでは、お客さんが買い求めたコロッケ、ドーナツ、そば、うどん、お好み焼き、カツ丼、お菓子などを味わっています。すごく混雑しています。
さて、再度屋外の様子を見てみますと、夕方に近づき越前大野城をカメラアングルに収めて、それをバックに冬花火を撮影しようと多くのカメラマンがポジション固めを済ませています。
そして、雪見灯ろうやモニュメントに火が灯され、夕暮れに幻想的な光が漂って雰囲気が一層募ってきました。
3 ステージイベント
さて、輝(きらり)センターステージでは、ステージイベントが始まりました。越前おおののダンススタジオ「STUDIO SOUL」の皆さんが、日ごろの成果を発表してくださいました。
最初のダンスチームは、カッコイイ衣装を着たお嬢さんたちでした。
1番初めにダンスを踊った感想を聞きましたが、うまく踊れてよかったとのことでした。
次々と、各チームが入れ替わりダンスを披露しました。
ダイナミックな踊りに会場のお客さんから惜しみない拍手が贈られていました
ボーダーの衣装のチームが、カッコよく踊って観衆の拍手を浴びていました。
堀内 くみ子さんから、今日の出来映えや感想を聞かれ、今の気持ちを正直に答えていました。
皆さん、本日のために相当の練習を重ねてこられたようで、練習の成果を発揮できた喜びを話していました。
家族や友達が見に来てくれていることもうれしそうでした。
お子様の踊りとは思えないほどカッコよく躍動感たっぷりの演技でした。
踊りが終わると普通のお嬢さんに戻りますが、自分の踊りに満足しているようでした。
皆、それぞれちょっぴり恥ずかしくて、でもうれしさのほうが勝っている感想でした。
極寒の中とは思えないほどエネルギッシュなパフォーマンスで、観衆も寒さを忘れるひとときでした。連帯感や熱心さが肌で感じられるクオリティの高い素晴らしいダンスを披露してくださいました。ありがとうございました。
4 オープニングセレモニー
さて、ジュニアダンサーズの皆さんのおかげで雰囲気も温まってきたところで、オープニングセレモニーを行います。先ほどから司会進行を務めておられるのは 堀内 くみ子さんです。
主催者を代表して、越前おおの冬物語実行委員会委員長 新井俊成(あらい としなり)氏があいさつされました。
続いて、大野市長 岡田 高大(おかだ たかお)氏があいさつされました。
続いて、今回、特別に友好交流都市 愛知県岩倉市から久保田 桂朗(くぼた かつらお)市長が列席されています。
岩倉市と大野市との交流は、旧和泉村からのつながりで、平成3年ごろから交流が始まりました、平成17年に大野市と旧和泉村が合併した後、平成19年1月に改めて「友好交流に関する合意書」を結び、市民バスツアーや特産品の販売、また平成27年10月には、越前おおの・九頭竜花桃回廊実行委員会が育てたハナモモの苗木27本を大野市から岩倉市に贈呈するなど交流を深めています。本日は、岩倉市長 久保田 桂朗(くぼた かつらお)氏から大野市長 岡田 高大(おかだ たかお)氏と越前おおの・九頭竜花桃回廊実行委員会の巣守 関次郎(すもり せきじろう)副会長に記念品が贈呈されました。
5 冬花火
セレモニーを行っている間に花火打ち上げの準備が整いました。
花火打ち上げのカウントダウンをステージ上は、オープニングセレモニーのご出席者とステージパフォーマンスに出演した越前おおののダンススタジオ「STUDIO SOUL」の皆さんで行います。
堀内 くみ子さんのリードに合わせて、全員でカウントダウンを行います。「5、4、3、2、1、スタート!」
えちぜん大野市の夜空にきれいな花火が打ち上がりました。
越前大野城をバックに美しい花火が繰り広げられます。
深まりつつある冬の夜の寒さを忘れて、見入ってしまうひとときでした。
6 ファイヤーパフォーマンス
本日最終のステージイベントはファイヤーパフォーマンスチーム BASARAです。
真っ暗な闇の中で炎を操り、多彩なパフォーマンスを繰り広げました。
見ていて「熱くないのかな」と心配になる一方、ゆらめく炎の残像が空間に明るい帯をつくり出し、凍てつく空気を燃え上がらせています。
私たちの目を惹きつけて離さない不思議な光のショーにしばらくの間酔いしれていました。
素敵なショーの一部を動画に収めましたので、ご覧ください。
種類の異なる器具を用いて炎の多様な姿を表現豊かに繰り広げ、私たちの視線をくぎ付けにしています。
緊張と魅惑の光が交錯する不思議な空間が演出されていました。
花火同様、こちらもあまりの素晴らしいショーでしばし寒さを忘れてしまいました。
翌 2月4日(日)も大勢のお客さんで終日にぎわいました。
楽しいお祭りを開催してくださった主催者の皆さん、それをさらに盛り上げてくださった来場者の皆さん、本当にありがとうございました。来年も、またここに集まって素晴らしい思い出深い時間を共有しましょう。
このブログをここまでご覧下さりありがとうございました。心から感謝いたします。
これからも、あなたに興味をもってご覧いただけますよう楽しいページづくりに努めてまいります。
世界の飢餓、貧困、災害、紛争に苦しむ子どもたちを支援する
ワールド・ビジョン・ジャパンの公式ホームページです。